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渡瀬義孝
Ecology
土遊野
六ヶ所村再処理工場は日本全土を放射能で汚染する
仙台ツーリングの目的は、仙台市内で開催されたイベントに参加することだった。
<海に空に放射能を捨てないで!―STOP!再処理本格稼働―>
 http://lmswkm.net/316_in_sendai

このイベントには400名が参加。
青森県六ヶ所村で本格稼動しようとしている再処理工場をなんとかストップさせるために、地元宮城は勿論、青森、岩手などからも多くの人々が参加した。



この再処理問題、実は日本の将来にとって取り返しのつかない重大な意味を持つ。
日本人の健康や食の安全にとって、再処理工場は最大の脅威だ。
中国産食品の汚染問題どころではない。

再処理工場から出る放射能は、1日で原発1年分。
つまり六ヶ所では365基の原発が稼動することと同じ放射能汚染が起きる。

しかも、原発では環境中に排出する放射能を規制しているが、なぜか再処理工場ではほとんど規制なし。金をかければ取り付け可能な除去装置も設置していない。
その結果、再処理工場の煙突からは大気中に、排水口からは海へ、大量の放射能が流される。

世界でも有数の漁場である三陸の海は、確実に放射能で汚染されていくだろう。
あの有名な大間のマグロなど、美味しい魚やカキなどに体内濃縮された放射能は、私たちの食卓に忍び込むことになる。
フランスのラ・アーグやイギリスのセラフィールドの再処理工場周辺では、小児白血病の発症率が全国平均をはるかに上回り、深刻な健康被害が生じている。

しかし、日本のマスコミはこの問題についてほとんど報道しない。
最大のスポンサーである電力会社の圧力を恐れているからだ。
商業メディアの限界は明白。

だからこそ住民が声を上げなければ事態は変わらない。
イベントでは、青森や岩手の地元で必死になって再処理に反対する住民の切実な訴えが胸に響いた。

日本のエネルギー政策の中軸に原発が位置づけられ、原発の使用済み燃料からプルトニウムを取り出して高速増殖炉で燃やそうとするのが再処理。
エネルギーを無限に拡大することを前提に、環境や健康への深刻な被害を無視して核エネルギーに依存しようとする。

よく考えてみよう。
エネルギーが増えることで、私たちは本当に豊かになったのか?
日本人は幸せになったのか?

一度環境中に放出された放射能は何万年にもわたって毒性が消えない。
そんなものを、たかだか数十年先しか見通せない現代の人間の欲望のためにばら撒いていいのか?

再処理工場は、冗談抜きで、日本の将来にとって最大の脅威だ。
放射能除去装置でも開発できない限り、こんな無謀な計画は即刻止めるべきだ。

今回、270キロを自転車で走ってこのイベントに参加して本当に良かった。
この問題の詳細は、私の友人も参加している以下のページをご覧ください。

わかめの会
http://lmswkm.net/
18/Mar.2008 [Tue] 20:00
環境 : comments (2) : trackback (x)
コメント
270キロのツーリングお疲れ様でした。原発が生み出すエネルギーと、人が生み出すエネルギーの本当の意味を考えていかなければということでしょうか。私も土曜日は勝手にエール交換のつもりで70キロほど走りました。ちょっと足りないですね……。
さいたまのちば : URL : : 19/Mar.2008 [Wed] 22:46 : N.KX/y2E
さいたまのちばさん

帰りは仙台から大宮まで新幹線で1時間半

あらためて文明の便利さを実感すると共に、数時間で何百キロを移動してもそのプロセスには何もないことも分りました

それに比してツーリングの2泊3日は1週間ほどに感じる長く充実した時間でしたよ
Yoshitaka : URL : : 20/Mar.2008 [Thu] 0:25 : 8cqUf1vE
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