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ツーリング洞爺湖16日目 支笏湖から札幌へ抜ける最後の激坂ヒルクライムに悲鳴
ロングツーリングもいよいよフィナーレを迎える7月4日。 前夜宿泊した北湯沢温泉から支笏湖を経由し札幌へ抜けるルートを選択。
この日は朝から小雨がぱらつく。ツーリング途中ではほとんど雨に降られなかったが、最終日は雨のスタートとなった。
支笏湖へ抜けるにはまず大きな峠を超える。 それを下って支笏湖畔に出ると、長く平坦な外周道路が延びている。
支笏湖温泉まではほとんど何もない道が続く。コンビニも、自動販売機もない。
ここで昼食を摂りながら店の女将さんに札幌に抜けるコースを聞いてみる。
すると、札幌から国道453号線で支笏湖まで自転車ツーリングしてくる人は多いが、余りに坂がきついから帰りはみな千歳経由のコースを選択していると聞かされる。
「自転車だと相当きついですよ」とアドバイスされ、一瞬千歳経由にコース変更するかと動揺するが、「三陸リアス式海岸に比べたら大したことはないだろう。何より今日で終わりだから少々きつくても大丈夫だろう」と決断。
するとボート乗り場の看板に、水上自転車の案内が。折角だから自転車ついでに乗ってみようと提案し、私と斎藤さんがチャレンジすることに。
実際に乗ってみると、実に面白いのだ。ボートよりもはるかにスピードが出るし、なおかつ視点が高いから景色もいいし、澄んだ湖の底もよく見える。
さすがにその後ヒルクライムを控えているので長くは乗れなかったが、下車時に係員に「これすごく面白いですね」と声をかけると「そうなんです。だけど皆さん怖がってなかなか乗ってくれないんです」との答え。 水上自転車はもっと普及してもいいかも。
さて問題はここからである。 再度気合いを入れなおしていよいよ最後のヒルクライムに突入。 これが実にハードだった。
標高プロファイルを見れば、350メートルを登り、少し下った後再度150メートルほど登り返していることが分かる。 私は「これが最後だ」と思い、このツーリング中に習得したダンシングを目一杯駆使しながらできるだけ足をつけずに登り続けた。 正直ダンシングに慣れてくると、クリートのついた靴で歩くよりも楽な感じだ。
とは言え、小刻みにアップダウンを繰り返す三陸リアス式とは違い、延々と続く登坂にだんだんうんざりしてくる。 もういい加減にしてほしいと思った頃、やっと下りに入った。
ここから札幌市内まではほぼ連続した下り。 もの凄いスピードで下り続け、ついに札幌市内を一望できる真駒内まで到着。
そこから先は豊平川サイクリングロードで市内に入り、中之島公園で時間調整することに。
というのは、前夜横山さんが「札幌到着の際にゴールもなく、誰も待っていないのはあまりにも寂しい」と主張。
そこで急遽午後5時に大通り公園テレビ塔下をゴールに設定し、迎えに来れそうな人に呼びかけたのである。
いよいよ午後5時。私たちはゆっくりと大通り公園の中を走りながらテレビ塔下に到着。
誰が来てくれるのか皆目見当がつかなかったが、ママチャリツアーを敢行した矢部君とその仲間たちをはじめ、5~6人の人たちが温かく迎えてくれた。
ちなみに前日の疲れからこの日は輪行で札幌に一足早く着いていた鴇沢さんも駆けつけてくれた。
こうして無事1500キロ以上のツーリングはひとまず終了。
ホテルで一風呂浴び、私は大阪からサミットのイベントに参加するために夕方の飛行機でやってきた友人とジンギスカンを食べに出かけた。
巨大なホールで何百人がバーベキューする光景は圧巻。
さんざん飲んで食って、翌日のスタートを気にすることなく眠りについた。
この日の走行距離は104キロ。
