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ツーリング洞爺湖9日目 三閉伊一揆に感動し国道45号最高地点=閉伊坂峠を越えた

 ツーリング洞爺湖9日目の6月27日。この日も早朝から気持ち良い快晴。 宮古湾に面する道の駅で記念撮影。 

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 そして前日「豊かな三陸の海を守る会」の人たちに「ぜひ観て行ってください」と薦められた浄土ケ浜へ向かう。

 海沿いの道から急激に高度を上げ、浄土ケ浜の入口に到着。 駐車場から先は車両通行止めだが、自転車はOK。

 一気に坂を下ると目の前に浄土ケ浜の素晴らしい光景が飛び込んできた。 

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 真っ白い小石で出来た浜に降りる。 まさに「浄土」を連想させる浜だ。 観光地とは思えないほど海は美しい。 

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 すがすがしい気分で再スタートしたが、待ち受けていたのはものすごい急な坂。 これを必死になって上って国道45号に戻り、北上を続ける。 相変わらずリアス式海岸のアップダウンが続く。 

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 特に驚いたのは、東北地方に冷害をもたらす「やませ」のすごさ。

 日が差しているなかを走っていると、突然目の前に霧が広がる。この霧に突入するとあっと言う間に気温が下がり、恐ろしく寒くなる。

 さらに下りでスピードが出ていると、風を受けて体感温度がますます下がる。一気に10℃近く下がる感じだ。 あわててカッパを着込むしかないが、「やませ」の厳しさを初めて体験した。 

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 海から来る「やませ」は気温を下げるだけでなく、塩分を含んでいるから妙に皮膚がべたつく感じになる。 そしてこれが稲にとっては致命傷になるようだ。

 厳しい自然環境のなかで人々は長年冷害に苦しんできた。

  そんなこの地方から、歴史に残る農民一揆が生まれた。 幕末期、盛岡藩の圧制に苦しんだ農民1万人以上が立ち上がり、盛岡藩の規制を突破して隣の伊達藩に直訴した三閉伊一揆だ。

  当時は直訴した者は死刑にされるのが当たり前だったが、一斉に決起した農民の怒りを恐れた盛岡藩は、一揆の要求を受け入れた上で誰も処罰できなかった。

 前夜に交流した「豊かな三陸の海を守る会」の宮古の人たちは、この一揆の歴史を引き継ぐプライドを持って再処理工場から放射能が出ることに反対している。

 「道の駅」の地図で、田野畑村民俗資料館にこの農民一揆の記録が展示されていることを知り、早速訪ねてみる。

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 「小○」と記したこの旗、山田町の川端さんの発案で、再処理工場の放射能排出に反対する岩手県の運動のトレードマークになっているが、実は三閉伊一揆の際に掲げられたものだ。

 読み書きができなかった当時の農民にも分るように、「困る」を「小○」と表したのだ。 

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 写真は一揆の中心的人物である田野畑太助と切牛弥五兵衛を記念する銅像前で。 ツーリング洞爺湖のブログにこの写真をアップしたら、「平成のエコ一揆ガンバレ!」と大好評だった。 

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 田野畑村民俗資料館を後にしさらに北上を続けると、ほどなく閉伊坂峠を越えた。国道45号の最高地点だ。

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 しかし前日までのアップダウンの激しさと比べると、少しずつ傾斜は緩くなっているように感じた。 それは標高プロファイルからも伺える。

 ※20キロ地点で突然標高のピークがあるが、これは恐らくGPSの誤作動だと思われる。

0627profile.jpg この日のルート上には、こんな巨大な橋がかかっていた。三陸縦貫自動車道の橋だが、恐らくこの高速道路整備に伴い、国道45号線も随分と整備されたのではないか?

 出発前にネットで下調べをした際、国道45号を自転車で旅した人たちの4~5年前の日記を読んだが、道路状況は随分改善されている感じがした。 

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 そんなこんなでこの日は比較的早く午後2時前には宿泊地の国民宿舎えぼし荘に到着。 久しぶりにゆっくりと温泉につかり、のんびり晩酌をして英気を養った。 

20080627-11.JPG  この日の走行距離は80キロ。 

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プロフィール

渡瀬義孝 2008年洞爺湖サミットの開催に合わせ自転車で東京~洞爺湖~札幌1500キロを走破したツーリング洞爺湖に参加。持続可能な未来へ向けエコロジーでリベラルなライフスタイルを! yoshitaka@ihope.jp

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