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NHKスペシャル『女と男 最新科学が読み解く性』第1回「惹かれあう二人 すれ違う二人」 15分間夫婦の会話を分析すれば近い将来離婚するかどうか判断できるらしい

2010年4月 9日 22:49 | コメント(0) | トラックバック(0)

 NHKオンデマンドで観たこの番組、なかなか興味深かった。

 番組紹介には以下のようにある。

 「男女はなぜ惹(ひ)かれあうのでしょうか?

 脳科学は恋のメカニズムを解明しつつあります。その中心は、快楽をつかさどるドーパミンという脳内物質の大量分泌です。

 しかし、これは体への負担が大きく長続きしません。そのため、"恋愛の賞味期間"は3年ほどだといいます。

 そこで、どうすれば男女関係は長続きするのか、科学的探求が進められています。

 『子育て協力者』から『人生の伴りょ』へと変化してゆく男女関係を描きます」

 

nhk-love2.jpg 番組では男女間の恋愛の謎を、最新の脳科学と生物学の知識をもとにして解明する。

 哺乳類のなかでも「つがい」で子育てをする生物は数パーセントしかいないらしい。

 とりわけ人間は直立歩行したことにより女性の産道が狭くなり、未熟な状態で赤ん坊を出産することになる。
 これは子育てにおける男女の協力を不可欠とする。

 したがって子どもがある程度成長するまでの3年間ほど、男女が強く惹かれ合う必要があり、ドーパミンが分泌される。
 これが文化的には「恋愛」と呼ばれる状態である。

nhk-love1.jpg しかしドーパミンの分泌は長続きしない。
 寿命が伸びた現代、子育てを終えてもなお男女が「人生の伴りょ」として関係を維持するためには、互いの生物学的な違いを認め合い、理解し合う努力が必要となる。

 だいたいこんな展開だが、興味深かったのは、男性は女性を主に「視覚」において、女性は男性を主に「記憶」において見定めている点だ。

 「視覚」とは、女性が出産に適した体型かどうかで、男性がヒップとウエストの比率「10:7」をベストと判断するのは、古今東西変わらぬ真理らしい。

 「記憶」とは、男性がきちんと子育てに協力してくれるかどうかで、「有言実行」かどうかをチェックしている。

 さらに狩猟に出ていた男性は、常に問題解決型の思考と会話をし、村のコミュニティで家庭を守っていた女性は、何気ない日常会話などを重視する。

 まさに『話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く』でも説かれた問題である。

 一番面白かったのは、狩りをしていた男性は、いつでも興奮状態へ移行できるように、心拍数が急激に上がるように遺伝子にインプットされているから、女性よりも「キレやすい」とされている点だ。

 だから男女の会話では、男性はコミュニケーションそのものを楽しむよりも「解決」を求め、それに女性が応じない場合には駄目出しをし、女性が反論するとすぐにキレる。

 この悪循環に陥り、そこから抜け出せなくなると男女の危機が迫ってくるわけだ。

 なかなか身につまされること多々ある、実に面白い番組だった。

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