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検察が「捜査妨害」と編集長に出頭を要請し言論弾圧しようとした「週刊朝日」記事 戦前の特高警察はいまだに生きている

2010年2月 4日 11:50 | コメント(2) | トラックバック(0)

 新聞やテレビなどのマスコミが検察リーク情報を垂れ流すなか、勇気をもって検察批判を展開している「週刊朝日」。

 2月12日号でも「検察暴走! 子ども"人質"に女性秘書『恫喝』10時間」を掲載。

 この記事に激高した検察は2月3日、「週刊朝日」に抗議文を突きつけると共に、編集長に出頭を要請。

 しかし出張中の編集長がすぐには無理だと伝える。
 同時にこの「出頭要請」はTwitter上でまたたくまに広がり、抗議の声が巻き起こった。

 慌てた検察は記者クラブを通じて、「出頭要請」はなかったことにするよう朝日新聞に圧力をかけた。
 なんと朝日新聞本社はそれを受け入れ、「週刊朝日」に緘口令をしいたらしい。

 戦前の翼賛報道を反省しているはずの朝日新聞は、今や完全に検察と一体化し、検察の御用聞きの翼賛メディアに堕した。

 以下、戦前の特高警察と同様の、検察の人権蹂躙の実態を暴いた問題の記事を紹介する。

 フリージャーナリスト上杉隆氏のこの記事は、記者クラブのイスに座り、検察リーク情報だけを垂れ流すマスコミには、決して報道できない内容である。
 だからこそ検察は、あからさまな言論弾圧によって潰そうとしたのだ。

 小沢一郎VS検察の戦いが佳境に入っている。
 検察は捜査対象を広げ、小沢後援会、接触した建設会社、秘書、元秘書などしらみつぶしにあたっている。
 衆議院議員で小沢の元秘書の石川知裕の捜査・逮捕もその流れの中にある。

 その石川の拘留期限は2月4日に切れる。そのため、検察は別件だろうがなんだろうが、石川を留め、捜査の継続を画策しているという。
 「もうめちゃくちゃですよ。何でもいいから見つけて来い、そんな感じです。上層部は相当焦っている。現場から不信の声も上がっています」(検察「関係者」)

 検察が小沢を追い詰めているという新聞・テレビの報道とは随分と違う。さらに検察「関係者」の話を聞いてみよう。

 「週刊朝日の記事に対しては本気で怒っています。懇談なんかでも『上杉のヤロウ、調子の乗りやがって、目にもの見せてやる』と半ば公然と話しているくらいですから。その報復が女性秘書に向かったんですよ」

 先週号で筆者は、石川が事情聴取の際に、検察から子育て中の若い女性秘書をネタに恫喝を受けていた事実を書いた。http://bit.ly/bjZYXD

 その号が発売された日、今度はその女性秘書が「事情聴取」に呼ばれたという。翌日の鈴木宗男衆院議員のブログ「ムネオ日記」にそれに該当すると思われる記述がある。

 「さらに昨日は、石川事務所の女性秘書を午後1時から10時半まで事情聴取している。
小さな子供がいるから早く帰してやってくれ、と言っても、検察は帰さなかった。まさに拷問的取り調べだ、と、弁護士は怒っていた」

 弁護士も指摘する通り、それは事情聴取とは言い難い卑劣極まるものだった。

 「保育園に子供が残っています。お迎えだけは行かせてください。その後、また戻ってきます。せめて電話だけでも入れさせてください。」

 感情を抑えられずとりみだす母親、その前に座る男はこう言い放つ。

 「何言っちゃってんの。そんなに人生、甘くないでしょ」

 もとより、小沢事務所の政治資金規正法違反の捜査で、なぜ石川事務所の秘書を聴取する必要があるのか?

 石川の秘書時代の仕事を他の事務所から3年ほど前に移ってきたばかりの新しい秘書が知る由もない。

 あまりに無謀な検察の捜査。新聞・テレビが一切報じない、その一部始終を「関係者」の証言を基に再現しよう。

 1月26日(火)の昼ごろ、石川事務所に「タミノ」と名乗る男から電話があった。女性秘書に検察庁に来てほしいという。

 女性秘書が「今日も押収品の返却ですか?」と確認すると、タミノは「そうです、あと、ちょっと確認したいことがあるので」と返した。

 よく聞き取れなかったので、もう一度確認すると、「返却です」と答えた。

 女性秘書は、1月15日の石川逮捕以来2度(22日、25日)検察庁から呼び出しを受け「押収品」の返却に応じている。

 今回も同様の案件だと信じた女性秘書は、ランチバッグ一つで検察庁に向かった。

 霞が関から議員会館のある永田町からは一駅である。前日と同じように、コートも着ずに薄着で出かけた。ランチバッグの中には千円札と小銭、ティッシュとハンカチ、携帯電話だけである。

 検察庁に着くと前回までとは違う部屋に案内される。するとそこには民野健治という検事が待っており、いきなりこういい始めたのだ。

 「被疑者として呼んだ。あなたには黙秘権があるので行使することができる。それから~」

 事情を把握できずパニックになった女性秘書が、ほかの秘書か弁護士に連絡したい旨を告げると、民野健治はそれを無視して、逆に、携帯電話の電源を切るように命じ、目の前でスイッチをオフにさせたのだ。

 それが昼の1時45分。だまし討ちの「監禁」はこうして始まった。

 任意の事情聴取は、文字通り「任意」である。よって、被疑者であろうが、参考人であろうが、当事者の同意が必要なのは言うまでもない。
 仮に、拒否しても、その場を立ち去っても問題はない。
 拒否も国民の当然の権利である。

 ところが今回「聴取」というだまし討ち監禁は、そうした意向を問うこともなくスタートしている。

 民野検事は、女性秘書に小沢と石川が共謀していたことを認めるよう迫り続けた。だが、彼女がそんなことを知る由もない。

 女性秘書は石川が小沢の秘書をやっているときは、別の民主党議員事務所に勤めていたのだ。

 しかも、当時は与野党に分かれており、自由党の石川秘書についてはその存在すら知らなかった。

 そんな彼女が、小沢事務所の会計事務のことを知るすべはない。
 その旨を正確に述べると、検事は次のような言葉を並べるのだった。

 「いいんだよ、何でもいいから認めればいいんだよ」
 「早く帰りたいなら、早く認めて楽になれよ」
 「何で自分を守ろうとしないの。石川をかばってどうするの」

 こうした言葉をさんざん浴びせられたが、知りようもない事柄を語れるはずもない。
 そこで黙っていると民野検事はこう言い放った。

 「あんた、何も言わないのは愚の骨頂だよ」

 取り調べ室では時刻もわからない。もうずいぶん時間も経過したのだろう。
 ふと見るとそれまでブラインドから差し込んでいた外の光が暗くなっている。
 3歳と5歳の子供が待っている保育園に迎えに行かなければならない。

 夫でも誰でもいいから迎えに行かなければ、幼い子供たちも心配するだろう。
 取り調べ可視化、これじゃ無理だ。

 女性秘書は検事に対して、繰り返しお迎えの許可だけを懇願する。
 一時的でもいい、必ず戻ってくる。せめて電話を入れさせてほしいと哀願し続けたのだ。

 そして、母親の子供を思う気持ちが昂ったその時、検事の発した言葉が、先の「何言っちゃってんの?そんなに人生、甘くないでしょ?」という台詞だったのだ。

 その言葉を聞いて、母親はパニック状態に陥った。
 手が震え出し、自然に涙がこぼれてくる。
 ついには呼吸が荒くなり、過呼吸状態に陥った。

 飲み物を所望する。ご希望をどうぞ、と言われたので、「お茶をください」と言った。 すると民野検事は事務官を呼び、庁内にあるローソンに買いに行かせた。事務官が戻ってきてお茶を出すと同時に検事はこういったのだ。

 「120円、払ってください」

 一方、昼間に出かけた女性秘書の帰りがあまりに遅いため、石川事務所のスタッフたちもさすがに心配になってきた。

 ちょうどそのころ、検察庁から一本の電話が入った。「○○さん(女性秘書の名前)からの伝言です。今日は用事があるので事務所には帰らないとのことです」と、男の声で名前も名乗らず、それだけ言うと一方的に切れたという。

 日が暮れて数時間がたつ。
 子供の迎えの時刻が迫ってからは「せめて主人に電話をさせてほしい」「ダメだ」というやり取りの繰り返しになる。

 あの小沢一郎の事情聴取ですら、準備に準備を重ねて弁護士を連れ、自らのホテルの部屋という条件で行われたのだ。しかも4時間半である。

 一方、女性秘書の「監禁」時間はすでにこの時点で5時間を超えている。
 だんだん思考能力も低下してきた、と、のちに弁護士にも語っている

 この母親が何百回、同じ「哀願」を繰り返したころだろう。
 ようやく検事が「じゃあ、旦那にだけは電話していい」と認めた。

 検事の目の前で携帯のスイッチをオンにし、画面に夫の電話番号を表示し、それを見せながら発信ボタンを押した。
 子供の迎えだけを頼んだ。

 それから次に弁護士への通話をお願いし、しばらくして同じように許可された。
 弁護士が検事と「聴取」の中断を交渉し、午後10時45分、事務所を出てから約10時間ぶりに女性秘書は「監禁」から開放されたのだった。

 結局、「押収品」は一つも返してもらえなかった。
 つまり、東京地検特捜部は、最初からこの若い母親をだまして「監禁」することが目的だったのだ!

 2008年に最高検が出した「検察における取り調べ適正確保方策に関する諸通達では、長時間の取り調べ、休憩なしの聴取などを禁じている。
 今回の「監禁」はこれに明白に違反している。

 しかし、最も卑劣なのは、こうした人権侵害を知っていて、1文字も、1秒も報じない新聞・テレビの記者クラブメディアだ。

 とにかく検察などの国家権力があらゆる手段をもってしても自己目的を達成しようとすることは、人類共通の歴史だ。

 ところが、普通の民主主義国家では、そうした捜査当局の暴走に歯止めをかけるためのジャーナリズムが存在する。

 ただし、日本ではそれがない。
 むしろ逆に、検察の暴走を、つまらない自らの立場を守るために、見て見ぬふりをしているのが現状だ。
 それは、何も知らないよりずっと性質が悪い。

 先週号でもふれたとおり、石川事務所での一連の「違法」強制捜査は記者クラブメディアの記者たちの目の前で行われたのだ。
 さらに、懇談で女性秘書への事情聴取があったことも話題に上がっている

 検察の捜査が卑劣だとしたら、それを知っていて書かず、無言で協力してきた新聞・テレビの記者たちこそ卑怯だと言わざるを得ないのではないか?

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コメント(2)

高知検察庁は、高知県警白バイ事件で、中学生の供述調書を偽造したとして、国家賠償訴訟で、指紋と署名が別人である鑑定証拠が提出されている。

山下さん

コメントありがとうございます。
高知白バイ事件は本当にひどいですね。
警察が身内をかばうために冤罪をデッチ上げた可能性が強いですね。

知り合いのある警察官は、「警察組織は民間よりも50年は遅れている。パワハラは当たり前で、多くの警察官が自殺している」と嘆いていました。

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渡瀬義孝 2008年洞爺湖サミットの開催に合わせ自転車で東京~洞爺湖~札幌1500キロを走破したツーリング洞爺湖に参加。持続可能な未来へ向けエコロジーでリベラルなライフスタイルを! yoshitaka@ihope.jp

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