Ecology

三重県青山高原ウインドファームへヒルクライム 脱原発を選択したドイツは風力発電で原発18基分以上の電力を賄っている

2009年9月27日 10:47 | コメント(0) | トラックバック(0)

 2006年4月9日、当時名古屋に住んでいた私は友人と共に三重県青山高原のウインドファームを訪れた。

  私を含めて5名は名古屋から最寄駅まで輪行し、そこから自転車でヒルクライム。
 他の友人たちは4台の車に分乗し、青山高原の笠取山山頂にある展望台で合流する計画。

  午前5時過ぎ、私たち輪行グループの5人は名古屋駅に集合し、早速輪行の準備。
 そこから近鉄線に乗り榊原温泉口駅へ。 

 午前7時半に到着していよいよヒルクライムに向かう。 

 

 最初はのどかな田園風景のなかを快適に走行したが、わずか15分ほどで本格的なヒルクライムに突入。
 山頂まではほぼ上りの連続だ。 

 

  友人たちの内3名はロードバイク。
 私ともう1名はMTBだったが、その彼は年中自転車に乗っている20代の青年。

  それに比して当時私はたいしてトレーニングもしておらず、なんとなく自転車を乗り始めたばかりの時期。

  結局私は友人たちからどんどん引き離されて、最後はヒルクライムに耐えられず自転車を押して歩いた。

  なんとか約2時間かけて頂上までの19・7キロを走り、先に到着していた自動車グループと合流。
 目の前には巨大な風車が立ち並んで圧巻だった。 

 

 笠取山は標高842メートで、昔から「旅人のすげ笠が取られる」ほどの強風で有名。
 年間平均風速は秒速7・6メートル以上ある。
 若狭湾から琵琶湖を経て、伊勢湾に吹き抜ける「風の通り道」に位置している。

  当時ここに、第三セクター「(株)青山高原ウインドファーム」が20基、津市が4基の風車を設置。現在はもっと増えているかもしれない。

  風力発電能力で世界一のドイツでは、当時既に原発18基分に相当する1842万キロワットを風力発電で賄っていた。

  大阪神戸ドイツ連邦共和国総領事館のHPには、以下のようなPRが。
  http://www.german-consulate.or.jp/jp/umwelt/energien/windkraft.html

 風力エネルギーは、化石燃料や原子力エネルギーの代替となるものです。ドイツは世界有数の風力エネルギー大国であり、風力を使った発電量世界一を誇ります。

  世界で行なわれている風力発電量のおよそ3分の1がドイツで発電されており、約4万人以上が直接・間接に風力発電産業に従事しています。

  2030年までに風力エネルギーの割合を20-24%にまで高めるという長期目標を達成することを目指して、ドイツ政府は風力エネルギー利用を促進しています。
 とりわけ再生可能エネルギー法は投資促進のインセンティブとなりました。

  このHPには、「ドイツが脱原発を選ぶ理由」と題してこうも記されている。

  10年以上に及ぶ議論の末、ドイツは原子力エネルギー利用を廃止することを決めた改正原子力法を2002年4月に施行しました。

  この法律により新規の原子力発電所建設・操業の許可が禁止され、既存の原子炉についてはドイツ全国の総発電規制値を達成した後(許可後最長32年)に操業許可が消滅することが定められました。
 ドイツの原子力発電所は今後平均9年弱で閉鎖されることになります。

  さらに法律では、2005年以降に放射能を帯びた燃料を再処理のために移送することを禁止しています。


  重大な事故が起こる危険性の高さが、ドイツが脱原発を決断した主な理由でした。

  国民の85%が原子力技術を危険とみなしており、主要な世論調査ではドイツ人の4分の3が脱原発に賛成していました。

  しかし原子力エネルギー推進派は、安全技術上の知識を得るために原子力エネルギー研究に投資するべきであり、さらにCO2の排出が少ないため原子力エネルギーの利用は環境保護にも役立つとしています。

  ドイツでも原発推進派は、日本の政府や電力会社と同様の理由を主張しているようだが、それでもドイツ国民は安全性や本当の意味での持続可能性を選択した。

  日本も、莫大な経費と深刻な環境負荷、放射能汚染をもたらす原発に依存するエネルギー政策を早急に見直し、再生可能エネルギーの開発と普及にこそ資本と人材を投入すべきだ。

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