Ecology

上関原発の温排水は瀬戸内海の生態系を破壊する 毎秒70トン荒川2本分の水を7℃も温めて海に戻せばどうなるのか?

2009年9月11日 11:09 | コメント(1) | トラックバック(0)

 昨日から開始された上関原発建設予定地の埋め立て準備作業。
 祝島の人たちの抗議行動によって作業は進んでいないが、高齢化が進んでいる上、漁業で生活を営む島民にとって、長期にわたる抗議行動は厳しい状況だ。

 中国電力は、脱原発を掲げる社民党の入閣などを警戒して、やれるうちに強引に工事に着手して既成事実をつくろうとしている。

 しかし、内海である瀬戸内海に新規原発を建設すれば、これまで以上に深刻な生態系への影響は避けらなない。

 昨日の現場での攻防で、中国電力は祝島の人々にたいして、「温暖化防止のための原発です」と説得していたようだが、とんでもない話だ。

 以前高尾山のエコラボキャンプで、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんは、<原発は巨大な「海温め装置」>だと次のように指摘していた。
  http://www.actio.gr.jp/2007/11/19061359.html

 何より温暖化対策を真剣に考えるのならば、膨大な温排水を出している原発こそ真っ先に停止すべきです。100万キロワットの原発の原子炉の中では、300万キロワット分のエネルギーが出ています。電気になっているのはたった3分の1で、残りの200万キロワット分のエネルギーは海に棄てています。

 私の恩師である水戸巌さんは、「原子力発電という名前は正しくない。正しい名前は『海温め装置』だ」と指摘されました。私はこれを聞いて、目から鱗が落ちる思いがしました。確かに原発のエネルギーの3分の2は海に棄てられ、海を温めているのですから「海温め装置」と呼ぶのが正当です。

 これは海の生物にとっては大迷惑な話です。100万キロワットの原発1基は、1秒間に70トンの海水を7℃温めます。東京の主要河川である荒川でも、1秒間に30〜40トンの流量だと思います。1基の原発は、荒川以上に巨大な川の水を7℃も温めて海に流しているのです。

 日本にある55基の原発全体からは、1年間に1000億トンの温かい水が排出されます。日本全土に降る雨の量は1年間で6500億トンで、そのうち川に流れるのは4000億トンです。つまり原発は、毎年日本の川を流れる水の4分の1に相当する量を7℃温めて海に戻しているのです。

 温暖化対策を真剣に考えるなら、炭酸ガスを問題にする前に真っ先にこの「海温め装置」を止めるべきです。


 原発は核分裂で生じた熱エネルギーのわずか三分の一程度しか電気に変えることができない。
 三分の二の膨大な熱エネルギーは海に捨てられるわけだ。

 上関に原発をつくることは、まさに瀬戸内海の入口に巨大な湯沸し器を設置する等しい。
 しかも排水は温められるだけでなく、放射性物質も含んでいる。
 膨大な核廃棄物も生まれる。

 こんな愚かな計画は即刻中止すべきだ。

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コメント(1)

ヤフーの知恵袋に下記のページで筆問しているモノです。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1365645693
もし、よかった回答して下さい。
私も海水温を暖めているのは原発だと思っています。二酸化酸素が、環境破壊の原因だと言われてきましたが、原発のほうが環境破壊してきたのではないかと思えてなりません。

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渡瀬義孝 2008年洞爺湖サミットの開催に合わせ自転車で東京~洞爺湖~札幌1500キロを走破したツーリング洞爺湖に参加。持続可能な未来へ向けエコロジーでリベラルなライフスタイルを! yoshitaka@ihope.jp

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