Politics
構造改革を謳った竹中平蔵はパソナグループへ"天下り" 小泉純一郎は世襲 イカサマ改革を自ら証明した恥を知らない人たち
先の総選挙では、自民党への圧倒的な逆風にも関わらず、父小泉純一郎の地盤、看板、カバン(金)を引き継いだ息子の小泉進次郎氏は初出馬で当選。
そして最近、小泉と共に構造改革の旗振り役を務めた竹中平蔵は、人材派遣大手パソナグループの取締役会長に就任した。
医師であり作家でもある鎌田實氏は、自らのブログでこう竹中を皮肉っている。
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-5524.html
竹中平蔵さんへ
あなたは、人材派遣大手のパソナグループの取締役会長に就任したそうですね。
あなたのイカサマ改革のおかげで、年収200万以下のワーキングプアが1700万人を超すような時代になりました。
格差は広がり、資本主義社会にとって大切な分厚い中流を壊してしまいました。
そんな時代、ぬれてに粟で、急成長していった派遣大手のパナソグループ。
パソナは平蔵改革により、2倍の増収になり、2008年には2369億円の収入を得ています。
そのパソナのトップに、あなたが就任するというのは、なんとも出来すぎているような気がします。
既得権益を打破することを目指した小泉構造改革は、肝腎の公務員天下りなどには一切手をつけることなく、庶民のセーフティネットだけを破壊した。
その一方で、市場原理を声高に叫んだ本人たちは、政治活動を通じて獲得した地縁・血縁・コネを最大限に利用して甘い汁を吸っている。
まさに鎌田氏が指摘する通り、構造改革がいかにイカサマ改革であったのか自ら暴露しているわけだ。
小泉元首相は、塩野七生の『ローマ人の物語』を愛読していたと言う。
私もこの物語には人生の転機につながるほどの多くの示唆を得た。
古代ローマを共和制から帝政へと転換したカエサルはこう語った。
「人間は自分が見ようとしている現実しか見ない」
小泉も竹中も、自らの政治理念と自らの行動のギャップにまったく気付かない。
言っていることと、実際に自分がやっていることが真逆なのだ。
にも関わらず、自己保身と欲に溺れて平気で自己肯定する。
私は「国会議員は使い捨てなんだ。それを恐れるな」と小泉チルドレンを一喝したあの小泉が、息子への世襲批判に対しては「親バカなので」の一言で笑って済ましたことに、空いた口が塞がらなかった。
ちなみに、小泉が自らの改革の手本と考えていたであろうカエサルはどうだったのか?
自分の後継を決める際にカエサルは、勿論血縁などには何も捉われなかったし、戦争が苦手だったアウグストゥスの最大の補佐として奴隷出身のアグリッパを抜擢した。
カエサルは決して肝心のところで「親バカ」などと自らを正当化しなかった。
小泉や竹中にとって構造改革は、ただただアメリカの言いなりになって権力と利権を得るためのものだったのである。
もしそれに反論したいのなら、まずは自らの出所進退をきちんと処してから物を言うべきだろう。
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コメント(2)
パソナは雇用の吸収先として農業に注目しているんですが。
パソナに限らず、農地法改正をビジネスチャンスと考えている企業は多いでしょうね。
農業法人が労働者を雇用する機会が増えるでしょうが、派遣労働者(と派遣切り)が再生産されないように監視していかなくてはと感じます。
斎藤さん
そうですか、パソナは農業に注目しているのですか。
私は人材派遣業を全否定するつもりはありませんが、農業に適用するのはかなり無理があるかと思います。
大量生産・機械化のアメリカ型農業を目指すとしたら雇用の吸収はできないし、かと言って有機農業のように手間暇かける農業をするなら、土地や作物への愛着が必要ですからね。
ピークオイルを迎えるなかで、家族農業の復権こそが戦略的には一番展望があると思いますが、どうなんでしょう?
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