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プリンスホテルの憲法違反は明らか 日教組会場使用拒否に東京地裁が下した厳罰判決は当然
「グランドプリンスホテル新高輪」は昨年2月、日教組主催の「教育研究全国集会」の会場使用を一方的に拒否した。
一度正式契約したにも関わらず、「右翼の街宣などで周囲に迷惑がかかる」と解約を主張。
これに対して日教組側は使用を認める仮処分を求め、東京高裁は「ホテル側が日教組や警察当局と十分打ち合わせることで混乱は防止できる」としてホテル側の抗告を棄却する決定をした。
にも関わらずこのプリンスホテルはあくまで使用を拒否。
当時私は旧ブログで以下のように主張した。
本日東京で開催される予定だった日教組の「教育研究全国集会」全体集会が、会場であるグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)の一方的な都合で取り止めとなった。
私は日教組の組員でもないし、左翼的イデオロギーに偏った教育には反対だ。しかし、思想的な立場は別として、今回のホテル側の対処は「思想・信条の自由」「集会・結社の自由」を定める憲法に違反した行為である。
そもそもこのホテルは一度、日教組側と正式契約を交わしていた。さらに日教組の訴えを受けて裁判所は、一方的な契約破棄を認めない仮処分決定を行っていた。にも関わらずホテル側は裁判所の命令に反した違法行為を公然と行ったのだ。
ホテルの支配人は「近隣住民の方に迷惑をかけるわけにはいかない」などと言い訳しているが、これは詭弁だ。街宣車が迷惑なら、警察に取り締まりを要請すればよい。
このホテルは近隣住民を「ダシ」にして、日本の民主主義の根幹を揺るがす前例をつくった。それがこの国の将来に及ぼすダメージのほうが、街宣車の騒音による迷惑などよりもはるかに深刻であることを理解できないのである。
いずれにしても、日教組側はこの問題を曖昧にせず、損害賠償などを含めてホテル側の責任を追及すべきだろう。
今回の東京地裁判決はまさに正しい憲法判断の下に行われた。
東京地裁は日教組側の請求をすべて認め、約2億9千万円の支払いと謝罪広告の新聞各紙への掲載を同社側に命じたのだ。
「命令に従うことなく、日教組の使用を妨げた。司法制度の基本構造を無視するもので違法性は著しい」
「日教組に会場を使用させる義務があることを認識しながら、悪意でその職務を怠り、損害を与えた」
「参加者が、様々な意見に接して人格を形成、発展する集会に参加することは法律上守られる利益だ」
久しぶりに司法の心意気を見せた名判決だろう。
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