Review
クローズアップ現代「いかせるか地熱発電 日本に眠る"巨大資源"」
4月15日に放送されたクローズアップ現代。
取り上げたのは再生可能エネルギーとして注目を集める地熱発電の開発状況。
地球温暖化防止のための代替エネルギーとして、地熱発電は大きく注目されている。
すでにアイスランドでは、暖房での地熱利用の比率は1970年の43%から90%に増大している。
石油暖房に頼っている家庭は1%未満に激減。電力のほとんどは水力と地熱の再生可能エネルギーによって賄われている。
詳しくはこちら。
http://www.actio.gr.jp/2009/01/10061731.html
ところが日本は世界第3位の地熱資源を持つにも関わらず、この10年間の新規開発はゼロ。
番組ではこの原因について鋭く分析。
一言で言えば、原発推進に依存しすぎている現在のエネルギー国家戦略が余りにも貧弱なのだ。
例えばアメリカのカリフォルニア州では、風力や太陽光、地熱などの再生可能エネルギーの新規開発を州政府レベルで強力に後押ししている。
こうした新規プロジェクトにとって最大のネックは、送電線網の整備。
これには巨大なコストがかかり、単独の事業主体には荷が重い。
そこで州政府が新規プロジェクトを把握し、それらを結ぶ送電線網計画を立案、各事業主体にコスト負担を分散させて開発を促している。
オバマ政権が打ち出したグリーン・ニューディールでも、再生可能エネルギー開発へは手厚い補助が行われる。
まさに国家レベル、州レベルで全面的、戦略的に再生可能エネルギーの開発に乗り出しているわけだ。
それに比べてわが国のエネルギー戦略は未だに原発推進がメイン。
毎年莫大な交付金、補助金が原発に投下され、再生可能エネルギー開発にはほとんど回されない。
かつて太陽光発電で世界1位だった日本が、ドイツの後塵を拝するようになったのも、政府が一方的に補助金を打ち切ったせいだ。
既存の利権構造にしばられ、新たなエネルギー戦略を開拓できなければ、日本の未来は暗い。
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